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ウクレレ・ペグをギア式に変える

ウクレレ改造論・・・改造ってほどのもんじゃないけどね。
プロのリペア屋さんほどの、立派な工具は持ってないんで。

基本的に
●ストレート・ペグは、1:1
弦を一周巻きつけるのに1周ペグを回す。
これは、3mm動かしたら、3mm分音程が変わるということ。
安い物だと、いくらネジを強くしても(強くし過ぎると回らなくなる)弦が緩んできてしまいます。
Photo

それに対して、
●ギア式のギア比は、1:14
弦を一周巻きつけるのに14周ペグを回す。
これは、3mm動かしても、ちょっとしか音程が変わらないということ。
ギアがあるから、ほかっておいて弦が緩むということもないです。
Photo_2

ということは、ギア式のほうが断然、チューニングしやすいです。
だけども、まぁ、昔ながらのストレートを好む方もいらっしゃいますし、
性能の良いストレート(有名メーカー品)も売っています。

張ったばかりの弦は伸びまくるので、どちらでもチューニングしにくいのは当たり前。
弦が安定していない状態でペグの善し悪しを比べてもしょうがないわけでして、
張ってから何ヶ月か経った弦であれば、(メーカー品ならば)ストレートでもチューニングはしやすいです。

また、ストレートでもギア比のある商品が存在するような気はするのと、
もっと昔っぽいフリクション・ペグというのの形を生かした(比率1:4)というのも有ります。

======

買ったウクレレが、5万円以下だと、
装着してあるペグがストレートだろうとギア式だろうと、およそ安物のペグが付いています。(およそ、ですよ例外もあります)

ペグを分解してみると、部品の数が少ないのは安物。多いのはたぶんメーカー物。
Photo_4
上に並べた部品は5個。下のは7個ありますな。

7万円のセニーザを買っても、ペグは
「まぁ、チューニングできないわけではないが、ギア式のほうがもっと安定する」
という感じなので、
ライヴなどで使う可能性のあるウクレレは、全てギア式に交換しています。

======★交換方法

弦を外します。

プラス・ドライバーで元のペグを外します。
Photo_3
丸い部品(ブッシュ)が、少し固くヘッドに残る場合がありますが、その場合は、
(1)どれか1個のブッシュが簡単に抜けないか4個共引っ張ってみて、
1個が取れたら、次に抜きたペグの裏側から差し込んでみる。ヘッドが薄ければ、グイッと押すと抜けますが、入らない場合も多々あるので、

(2)逆側からマイナス・ドライバーを当てて、トンカチで全体的にトン、トン、トン、トン、と数カ所軽く叩くと抜けます。
(念のためだ、同じ場所を二度叩きはしないで、円を描くように1回ずつ叩いていくと、そのうちポトンと取れる)
(注意:僕はウクレレをトンカチで叩くことぐらい平気だと思う人間ですが、嫌だという人が居ても当然です。嫌な人はやらないように)

まず、新しいブッシュを入れてみます。
(ブッシュも新しいのに交換したほうがいいです。「古いのがなかなか抜けないし棒の部分(ポスト)が入るからいいや」と古いまま使うと、微妙にポストと隙間が出たりするので)

グイッと少し力を入れてはめ込むくらいの感覚を目指します。
「これはピッタリには入らないかも?」と思ったら、深追いは辞めておきましょう。
変に斜めに差し込んでしまうと、抜きにくくなります。

穴が狭い場合は、リーマーという工具で表側だけを削り、穴を広げます。
(裏側の穴はポストさえ入ればOKで、大抵の場合は入る)
ほんの少しなら、ヤスリで少し削るんでも可能な場合もありますが、
リーマーのほうが手っ取り早い。

(アバウトな感じで言うと)ブッシュの穴に当たる直径は、6mmくらいで、
大抵のウクレレの穴は、5.5mmくらいなので、0.5mmほど削って装着すると。
(ただし、物によって穴のサイズはまちまちです)
01_2

穴を大きくしすぎないように注意です。
まぁ、何個も交換作業するなら、あらかじめ直径サイズをノギスで計って、リーマーの直径がそこでストップするようにテープなどを巻いておくといいかも。
02

電気ドリルという手もあるけれど、それだと初心者は穴を開けすぎてしまったり、
木材にヒビが入る可能性もあるので、手動でゆっくり状況を見ながらやったほうがいいです。

ブッシュが入ったら、
全部を装着するように設置し、ネジ穴を開ける部分(2カ所ある)に、
ドライバー・セットに入っているツンツン先端などで、(まず片方から)グイっと穴を開けます。
(穴は斜めらないように)
Photo_5

片方のネジをやや強く押しながら差し込みはじめ、
半分入ったくらいのところで、もう片方も穴を開けてから、差し込みはじめ、
そこからは、片方ずつ、1周くらいずつ挿し込んでいき、
最終的に、両方挿す。
ネジは「押しながら」回さないと、ネジ頭+がバカになるので注意。
最後に「ン」と少し終点っぽくなったら止める。

と完成。


======
で、この際に、
ウクレレ本体側のヘッドの穴の位置によって、
あまりにもカッコ悪い顔になりそうな物は、上下左右逆向きに装着するという手もあります。
こちらを参照
http://ukulelekaitenzushi.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/post-305c.html

======<<注意点>>

ハワイのABCマート的な、お土産屋さんで買ってきた感じの1000円ウクレレだと、
(こないだお客さんのでトライしたのですが)
木材があまりにも固く、穴サイズも違いすぎて、ひと苦労します。
(我が輩がやったわけじゃないけど)
この場合は、電動ドリルでやったほうが早いだろうけども、キズ付く可能性も出てくるので、、、。
で、苦労した割には、すぐには使えるようにはならず、
さらに、ナットやらを交換するべきか、、、、という感じになりまして、
まぁ、玩具ウクレレを使えるようにする事は、ある程度可能だろうけども、かえって、お金がかかっちゃうかもです。。

======★ギター・ペグは代用できるか?

「ペグかぁ、、、あ、そうだギター用のペグが余っているから、それを付けちゃうことは可能なのかなぁ?」
可能ではあります。
ただ、2点。
ウクレレ・ペグよりも「重い」ということ。

左がペグを外した状態。中央がウクレレ・ギア・ペグ。右がギター用のペグ。
3
裏を見ると、ギター用は重そうに見える(実際重い)。

それと、
「ポストである棒部分が長く飛び出すぎて、穴位置が高過ぎる」
よって、本来の位置で弦をテンション保つには、弦を何周もさせないといけない。
何周も巻くってことは、弦の伸び具合で、安定するのに時間がかかります。
ただでさえ、弦が伸びるのを1ヶ月待たないといけないのに、と。
Pa0_0233
ギター用(写真奥)のはポスト棒の部分が長すぎじゃろ、こりゃ状態。

さらに、写真で分かるかもしれませんが、
ストラト用のペグを装着すると、左右でペグを回す方法が(本来のウクレレとは)片側2個だけが逆向きになります。

======

通常のウクレレには、ウクレレ用のほうがよかんべ、っつーことで、
ペグ・メーカー入手しやすく有名なのは2種類。

●GOTOH(4700〜8350円)
http://www.pop-guitars.com/gotoh/opeg.html

●GROVER(2940~4200円)
http://www.kandashokai.co.jp/grover/9g&9n.htm

意外に2000円以上の開き値段ですな。
それは、GOTOHのほうが軽いんです。

GOTOHには、H.A.Pシステムという棒の軸がギアになっているものや、
http://g-gotoh.com/cms.php?id_cms=7
超高級ペグもあります。
http://g-gotoh.com/product.php?id_product=208


ちなみに、こういうのでもギア式とは書いてはありますが、
http://item.rakuten.co.jp/chuya-online/11184/
まぁ、値段で判断してください。
「♪ペグよ〜り〜安い〜、ウクレレ本体〜」(こいのぼりのフシで唄ってください)
メーカー品ペグではありません。
(それでも、安いストレートよりはチューニングしやすいかもしれないけども)

僕は、GOTOHのUK12を使用しています。
http://www.pop-guitars.com/shop/index.php?main_page=product_info&cPath=1_47&products_id=1876
個人的には、一番安いのでも充分。それでも5000円はしちゃうんだしぃ。

ってか、これくらいは、自分でやれる人になったほうがよかんべ、と。
女性の方でも、できます。
前回のイヴェントでは、手助けはあったものの、3名の女性がコレをやりましたよってに。


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コメント

できるかなぁと恐る恐る取りかかりました。
リーマー(これがリーマーという工具だったのか)を貸して頂いて作業がスムーズに進みました。
これはあったほうが便利ですね。
弦を交換したこともなかった私にもできましたw
そして、自分が手を加えたことにより
ますますmyウクレレがかわいいと思ってます。
親バカ状態(笑)

親切丁寧に書かれているので
僕にもできそうです。
まずはギアペグを手にいれます。

>まーぶるさん

イヴェントに参加してペグを交換した時の話ですね

>tuobi さん

作業工程の最中、写真を撮ることを忘れてしまってて、、
本当は、もっと親切に書かないといけないと思っています。
まぁ、ペグは、本当は、我がイヴェント参加者には格安になるのですが、冬は寒いのでイヴェントをやらないという、、、w

すいません。追伸ですが、
ギアペグを購入しました。
今度の休みに交換に挑戦してみます。
それで気持ちが弾んでいます。

>tuobi さん

Oぉ〜入手しましたか。
それはウキウキですねぇ〜

不器用なので苦心惨憺しましたが
なんとか交換しました。

ギアペグを入れるには穴が小さかったので
リーマーを購入しました。
左右が逆になったり、
力任せの作業でペグの周りに傷が付いたりしましたが、
ここを何度も見ながら交換できました。

ありがとうございました。

>tuboi さん

おぉ〜〜〜できましたか〜
まぁ、多少傷が付いても、自分でやったという価値が素晴らしいですよねぇ〜。
実際、1個できるようになれば、今後は、全部自分でできるんだから、リペア屋さんに作業賃は払うこともないというね。

ちなみに、僕の楽器はほとんど傷だらけです。
「いつか売っぱらう」なら、傷つけないほうがいいんだろうけど、
傷が付いていくことで、楽器が自分の物に成っていくという感覚もあります。

大枚を払って、2台目にKAMAKA ソプラノの新品(それも1か月前製造)をクロサワで購入しました。
ところが、ペグの動きが悪く、購入した日に、弦は切れるは(締めすぎ?)で、翌日、クロサワに持って行く羽目に。
一生懸命、調節してくれたものの、ペグの動きはぎこちなく、1か月たって、ギアに交換させる(約1万円)。
すると、調弦しやすく、やっと、落ち着いた。
6か月経って、1台目の国産に比べて「鳴り」も格段に良く、やっと満足している。
やはり、KAMAKAは、デザイン、音(好みもあるが)、板、仕上げ、の良さは、国産品に比べて格段に良いが、
やはり、米国製は細かな金属部分(機械部分)は不得意といえる。

クリントくん

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